猿坂

保田経ヶ岳から薮漕ぎして猿坂へ(2012.10.30)

一昨年、芦見峠に行った時に見つけた猿坂に行くことにした。この峠は勝山市鹿谷町北西俣と永平寺町吉峰を結んだ峠で、保田経ヶ岳(以下経ヶ岳と表示)とその南の717mのピークの鞍部にある。この峠道は両方ともなくなっているようなので、経ヶ岳から南の尾根を薮漕ぎして、峠に行くことにした。

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経ヶ岳に上る正規の登山道は保田にあるが、北西俣からも登っていけるので、そちらからアプローチすることにした。北西俣の集落内の道を進んで行くと家がなくなるが、そこから更に山の奥に向かって舗装道が続いている。その道を上って行くと堰堤があり、その近くに一昨年行った芦見峠の入口がある。そこから更に進んで行くと林道は行き止まりとなる。そこが経ヶ岳への登り口だ。ここからはこれから行く猿坂の峠が良く見えた。前回気付かなかったが、峠には一本杉が生えているのが見える。

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前回歩いたときはカヤトの中のよく整備された気持ちの良い登山道だったが、今回行ってみると草がひどく、また道が崩れているところもあった。この道は登山道と言うより、北陸電力の鉄塔巡視路であり、原則1年に1回は草刈が行われているそうなので、まだ草刈をやる前のようだ。一昨年の12月にこの道を歩いたときは綺麗に草刈がされていたから、そのつもりで来たので、登山道の荒れように、拍子抜けした。

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道は少し荒れていたものの、1時間10分で経ヶ岳の頂上に着いた。経ヶ岳から猿坂に至る尾根筋は昔は歩けたそうなので、踏み跡くらい残っているだろうと期待したが、全くそれらしいところは見つからず、やむなく薮漕ぎを決意する。三角点の裏の薮の薄いところから尾根に入って行った。昔は道があったのだろうがもう歩かれなくなって久しいようで、踏み跡も道型も見当たらない。かなり密な薮だ。寝た木が多く歩きにくい。最初は平坦な尾根だったが少し行くと下り坂になった。そのあたりから、掘れた道型が現れたが、道型の上に潅木が覆いかぶさり、歩きにくい。背を低くしてトンネルをくぐるようにしないと通れないところが多かった。尾根は進むと共にどんどん傾斜が急になってきた。下に尾根の切れ込みのようなところが見えて来たので、そこが峠だろうと思ったがそうではなかった。そんなことを何度か繰り返し、1時間も経ったかと思ったところでようやく峠にたどり着いた。時計を見たら35分ほどしか経っていなかった。薮漕ぎをしていると時間が過ぎるのが遅い。

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峠はススキ野原で、下から見えていた杉が一本だけぽつんと立っていた。峠は背の高い草に占拠されており、下がどうなっているか良く解からないが、U字に掘れた峠ではないようだ。ただ、峠の両側の稜線はかなり傾斜がきつかったが、峠がある鞍部だけは10mほど平坦になっていたから、人工的にならされたのだろうと思う。峠の真ん中に少し削れたところがあったので、そこを峠道が越えていたと思われるが窪みは非常に浅く、峠の両側に道の痕跡も見つけられなかった。勿論、峠のお地蔵さんも見当たらなかった。

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勝山市側はカヤトとなっているため、見晴らしが良く、先ほど登ってきた登山口まで見渡せた。峠道はその辺りからまっすぐに上って来たのだろうと思う。下から見たとき一本、筋のようなものが見えたが、この山肌には細い沢が流れており、それが見えたのだろうが、その沢筋に峠道があった可能性もないことはない。

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峠は草に覆われ、休む場所もなく、5分くらい居て、さっさと帰路についた。

なお、この峠行は後日、姉妹サイトのU字倶楽部にアップする予定です。


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.30 2012 峠歩き comment0 trackback0

竜興寺坂その後

岸水城址、岸水の棚田、竜興寺林道を歩く(2012.10.27)

明日は雨だと言うので、午後から出かけることにした。豊原方面に行くつもりだったがこの時間からではちょっと遠いので、福井市岸水町辺りの里山を散策することにした。今年2月には岸水町の竜興寺坂入口から竜興寺まで歩いたので、今日は岸水城址に行ってみることにした。そうしたら、岸水町の裏山にある棚田跡に行き着き、そこにいた年配の女性に色々伺っていたら、竜興寺跡に行く林道が途中まで完成していて、この間行ってきたとのお話だったので、その後その林道に廻ることになった。

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岸水町にある竜興寺坂入口から九頭竜川沿いの道を100mほど南に行ったところに、岸水城址の登り口がある。登り口の脇に空き地があったので車はそこに停めさせてもらった。

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ライオンの狛犬がある入口から少し登っていくと、すぐに岸水城址登り口と書いた案内板があったので、それに従い階段を登って行く。

.29 2012 古道歩き comment0 trackback0

板垣坂

板垣坂(2012.10.22)

板垣坂に行く。この峠は昔から武生や鯖江から池田に行くのに使われた重要なルートであり、この峠下にトンネルが掘られたのは昭和11年だと言うから、かなり早い。だから、とうの昔に旧い峠は使われなくなってしまっており、旧道の位置すらはっきりしないが、近くにある森林公園『八ツ杉千年の森』の中にそれらしい道があったので行ってみたが、途中からひどい薮だったので、旧道を歩くのは諦め、八ツ杉千年の森の頂上展望台から尾根伝いに行くことにした。

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部子山(@八ツ杉千年の森頂上展望台)

八ツ杉千年の森に来るのは初めてだったので、少し迷ったが、管理棟の横を通って、更に上にあがって行く道があったので、そこを車で上って行くと目的の尾根筋に出た。ここは展望台となっており、どっしり構えた部子山が正面に横たわっていた。また、この日は視界がよく、白山や冠山なども見渡すことが出来た。

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板垣坂の様子

地図を見ると、その展望台から峠があると思われる地点まで500m余りなので、楽勝だと思われた。途中までは公園の遊歩道があったが、そこからはかなりひどい薮道になり、また途中にそれらしい山の鞍部が二箇所あったので迷ってしまい、30分弱を要してしまった。峠は武生・鯖江から池田に至る昔の主要街道だっただけあり、立派なものだった。明治以降になって、この峠道は車道(と言っても牛車か馬車が通ったくらいのものだと思うが)として使われていたそうだから、道幅もかなりのものだ。

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山田峠(仮称)

板垣坂の峠は確認できたので、今度はこの峠から尾根伝いに北に2kmほど行ったところにあると思われる峠に向かう。そこに峠があったという確たる情報はないが、地図を見るとふもとの越前市市野々からこの峠に向かって途中まで破線で道が記されており、昔は池田町山田に抜ける峠があった可能性が高い。また、その近くまで、八ツ杉千年の森から林道が伸びているので、簡単にアプローチ出来そうだった。しかし、その林道に行ってみると、現在殆ど使われていないようで、途中からひどい草ぼうぼうで、獣道状態。大きな石が道をふさいでおり、近年車でこの道に入り込んだ形跡はなく、ひどい荒れようだ。高い草に苦労したが、そこまで行き着くと、狙い通り、そこにU字に削られた立派な峠があったので、喜びの声を挙げた。

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峠のお地蔵さん

また、小振りながらも立派なお地蔵さんが迎えてくれた。こんな山深いところにある峠など忘れ去られてしまっても良さそうだが、お地蔵さんの横に缶ビールのお供え物があり、裏を見ると2003年3月の刻印があった。峠の反対側の池田町山田からも林道が上がってきており、覗き込むと草も少なそうだったから、山田の住民の方がたまに登ってくるのかもしれない。この峠については調べてないのでよく解からないが、越前町の水間川筋の集落と池田町の山田集落を結んだ峠であったことは間違いないだろう。名前も解からないが、ふもとの山田の地名を冠して、ここでは山田峠と呼んでおく。

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大谷山の三角点(点名:大田山)

まだ、時間があったので帰りに八ツ杉千年の森を散策すると共に、近くにある大谷山に登る。そこには三等三角点があった。

越前市と池田町界のこの尾根筋を更に北に行けば清水谷峠があり、更に北進すれば折立峠がある。南進すれば魚見坂、魚見(岩谷)峠がある。他にもこの近辺には知られていない峠がたくさんありそうだ。


.23 2012 峠歩き comment0 trackback0

荒島岳

荒島岳(2012.10.7)

荒島岳に登る。この山に登るのは久し振りだ。前回登ったのは10数年前だったろうか。

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勝原登山口前の駐車場

勝原登山口に来ると駐車場は満杯。下の駐車場や取り付き道路の路肩にも車が停めてあった。全部で100台以上の車があっただろう。連休の中日だから、かなりの人が登っているだろうとは思ったが、これだけの大盛況ぶりは予想できなかった。殆どの車は県外ナンバーだった。やはり、100名山効果か。

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リフト終点跡からの展望(六呂師高原辺りの眺め)

最初は勝原スキー場(現在は廃業)のゲレンデの中に出来た登山道を上がって行く。1時間弱でゲレンデの最高所だったリフト終点に着く。以前ここにはリフト設備があり、木の床が張られたリフト降車口からの眺めが最高だったが、そこは草ボウボウの原っぱに変わっていた。ここから、樹林帯の中の本格的な登山道となる。

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トトロの木

リフト跡からシャクナゲ平まで以前は単調な登りが続いていたが、今回行ってみたら、途中にトトロの木と書かれたブナの巨木があり、また白山が見渡せる展望台が出来上がっており(この日は残念ながら白山は見えなかったが)、登山者を飽きさせないコースに変わっていた。

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前荒島から登山道を見る

シャクナゲ平から頂上までの登山道は変化に富んでいる。最初はモチガカベと呼ばれる急な岩場だ。急なところには木の階段も出来ている。岩混じりの急登をこなすと樹層が変わり、ダケカンバがチラホラ見える林となる。更に登っていくと、前荒島と書かれたピークが現れ、その辺りからは展望が開け、笹原の中の見晴らしのいい登山道を登って行くようになる。

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荒島岳頂上

きつい登りの連続だったがシャクナゲ平から1時間ほどで頂上に着いた。登っている途中からガスが出てきたが、頂上では更にひどくなり、展望はゼロ。その上、冷たい風が吹きつけ、気温はかなり下がっていた。頂上には100人を超す登山者がおられたと思うが、みんな「寒い寒い」を連発し、肩を寄せ合っていた。

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新しく出来た方位盤

頂上では今年出来たばかりの山名が書かれた方位盤がひときわ目を引いていた。

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新下山コース入口

新しく出来た新下山コースの入口を捜したが大きな案内板はなく、すぐには見つけられなかったが、三角点の裏に「しもやまコース」と書かれた小さな標識を発見することが出来た。少し登山道を降りてみたが、笹の切り株がま新しく、まだかなり歩きにくそうだった。帰りも同じ道を下山したが、降ると共に天候が回復して行き、登山口では快晴の秋空が戻っていた。

なお、この山行きは後日姉妹サイトのU字倶楽部にアップする予定です。
.09 2012 山歩き comment0 trackback0
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福井県内を中心とした山・峠・古道歩きをやっています。姉妹サイトU字倶楽部の速報版的サイトです。また、同サイトで扱わなかったちょっとした山歩き、ピークハントに失敗した山行き記録などを載せて行くつもりです。

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