西山坂・釋導寺坂

西山坂リベンジ成功! ついでに釋導寺坂も

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お地蔵様が鎮座する西山坂
二回目の挑戦で西山坂に到達。ついでに同じ尾根筋にあった釋導寺坂も見つけることができた。西山坂も釋導寺坂も鯖江市河和田地区を取り囲む稜線上にあった峠で、ふもとの村と村を結んでいた小さな峠。この峠を使わなくても、山をぐるっと一回りすれば行けるので、かなり早い時期に歩かれなくなっていたようだ。特に西山坂は、中戸口町でお話を伺った方によれば明治期に使われなくなっていたそうで、峠道の痕跡は消えていた。

>>今回歩いたルート
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三峰城山鯖江側登り口
先日、河和田地区の西袋から峠道があっただろう斜面を直登し西山坂を目指したが、峠を発見できず敗退していた。前回のルートは急登で、ひどい藪、その上濡れてよく滑って閉口したので、今回は尾根伝いにアプローチすることにした。三峰城山から水谷山に続く尾根筋を歩いて峠に到達するルートだ。少し距離は長いがそれほど高低差はないし、途中に釋導寺坂もあるので、これを選んだ。下調べで、三峰城山の鯖江側登り口の反対側に続く尾根筋がその尾根だと勘違い。三峰城山(三峰城跡)登り口から勇んで山に入って行ったが、それらしい場所に行きつかない。地図を見てもなんか地形が違う。このあたりではその尾根筋が一番高いはずなのだが、右側にここより高い尾根が見えている。どうもその尾根が目指す尾根だと途中で気付き、車に戻ることに。

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深く掘れた古道跡
しかし、勘違いが幸いして、その尾根筋に深く掘れた古道跡を発見した。三峰登山道も掘れた道だったから、三峰城山からふもとに下りる道が昔は使われていたようだ。三峰城山の近くには昔は三峰村が存在していた。三峰村は廃村となってしまったが、昔はかなり権勢を誇った村で、福井の殿様も毎年訪れていたというから、三峰村に至る道はいくつもあったと思われる。南北朝時代には城が築かれたから、それと関係があるのかどうかは解らない。それより、朝倉氏時代と関係がある可能性のほうが高いかもしれない。

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林道終点
一時間以上山の中をさまよって、車を置いた三峰城山登り口に戻り、さらに車で林道終点を目指す。三峰城山登山口までは道がよかったがここから先は道が荒れていた。特に林道終点の車を回転させる場所が一段高くなっていた。高さ2mほどの坂だが急で、その上濡れて滑りそう。一旦戻って路肩が広くなったところに車を置こうと思ったが、その場所が見当たらない。仕方なく、終点まで戻ってきて、その坂を勢いよく駆け上がったら、滑ることなく通過することができた。名ばかりの四駆車だと思っていたので、見直した。普通の乗用車の場合は三峰登山口より先は入り込まないほうがよさそうだ。ここから尾根筋を歩いて西山坂を目指す。

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尾根筋の様子
尾根筋は山仕事の人が入り込むのか、非常に歩きやすい。一般の登山道と何等変わらない。

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釋導寺坂
いくつかのアップダウンを繰り返すと、前に大きく切れ込んだところが見えてくる。それが釋導寺坂の峠だった。それほどの通行量があった峠ではなかったようで、切通しにはなっていなかったが、両斜面には微かに道跡が残っていた。

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峠の椿坂側の様子


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上戸口側の様子


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水谷山山頂
45分ほどで、中間点の水谷山に到着。山頂はかなり広い。一番高いと思われるところは円形に土塁がめぐらされ、中が一段低くなっていた。その土塁の一ヶ所に切れ込みがあったから、形状は炭焼き小屋に似ているが、これだけ大きいものは見たことがない。

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水谷山の三角点
三角点はそこより一段低くなった、広い山頂のほぼ中央にあった。ここの三角点標石は真南ではなく、磁石の南向きだった。

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尾根道の様子
水谷山から先の尾根筋は倒木が多く、かなり荒れが目立った。しかし、地図を見ながら歩けば尾根筋を見失うことはなかった。また、この尾根筋にはずっとピンクのテープがあった。

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急坂を下りる
水谷山から30分ほどで、尾根が切れ落ちたところが現れた。ここまで歩いてきた中で、一番の急斜面だ。足を踏ん張りながら、滑らないように下りていく。すると、深い山の鞍部が見えてきた。

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西山坂
それが西山坂の峠だと思われたが、お地蔵様がいない。先日西袋町でお話を伺った方によれば、峠にはお地蔵様があるとのことだった。おかしいなと上記写真に写っている杉の反対側に廻ったら、そこにお地蔵様が鎮座していた。

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お地蔵様の鎮座する峠
ここも人通りは少なかったと見え、切通しにはなっていなかった。

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杉の根元にお地蔵様
お地蔵様はむき出しのままだ。昔は祠があったのだろうか、折立峠のお地蔵様も昔は祠があったが、今はなくなっている。お地蔵様が残っている峠は貴重だ。祠を造ってもらいたいものだ。

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西袋側の斜面
先日挑戦した西袋側の斜面を見てみたが峠道の痕跡はなかった。この峠は随分早く歩かれなくなってしまったようだし、急斜面なのでこの斜面を登ってこようとする物好きはいないのだろうから、道が消えてしまったのだろう。前回挑戦したときはこの谷筋をそらしてしまい、右側の尾根に出てしまったのだった。




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.21 2016 峠歩き comment0 trackback0

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