桂観音清水

清水平の桂観音清水(2017.01.17)

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桂観音清水(福井市清水平町)
年が明けても、北陸とは思えない暖かい日が続いていたが、ここ数日寒気が入り、ようやく雪模様となった。しかし、福井県嶺北地方は積雪は少なく、薄っすら白くなった程度。この程度なら、雪上散歩もいいだろうと出かけることにした。私が住むところから一番近い山のひとつ、福井市の西にそびえる国見岳方面に向かう。

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車はここまで
どこに行くとも決めていなかったが、福井市本郷地区内の道路を走っていたら、山のほうに入って行く脇道があったので、その道を走ることに。道はすべて舗装されいるが積雪があって、走りにくい。タイヤの跡があったが、途中から轍が薄くなり、タイヤが滑りだす。道は高度を稼いで登っていく。積雪が20㎝ほどになり、もうこれ以上無理かと思ったところで、突然山の中に鳥居が見えてきた。この神社のために舗装路が登って来ているのかと思ったが、周りに数軒、民家も見える。どうも、集落跡のようだ。清水平と書かれた看板もあったので、ここが福井市清水平町だと解った。この隣村の中平町には以前行ったことがあったので、すぐにピンときた。中平はまだ廃村になっていなかったが、ここは7年ほど前に無住の地となってしまったそうだ。

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観音像
桂観音清水と書かれた鳥居をくぐると、池があり、立派な観音様があった。

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清水が湧き出す池
観音様の前の池には水が湧き出ていた。

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桂観音清水由来
由来が描かれた碑があったので、読むと、福井・鮎川街道が江戸初期にはこの集落を通っており、賑わっていたそうだ。松平の殿様がこの集落を通った時に、桂の木の根元に湧く清水を見て、桂清水と名付けたという。清水は平成4年に再整備され、今の姿になった。福井から越前海岸に抜けるには国見岳に連なる山塊を越えないといけない。ここからだと隣村の中平から国見岳の北側を越える国見岳越が近い。その峠道は数年前に歩いたことがあるが、まったく道の痕跡は残っていなかった。それとも、国見岳山頂のすぐ南を越すルートもあったそうだから、そちらが使われてたのだろうか。いずれにせよ、古道がここを通っていたというのは貴重な情報だ。

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集落跡
集落内の道を歩いてみたが数軒民家があっただけだ。隣村の中平はかなり民家が多く、山の中とは思えないほど広大な水田が広がっていたが、ネット情報を見ると、ここには多い時でも7軒40人ほどしか住んでいなかったそうだ。

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集落内の神社
しかし、集落内には不釣り合いなほど立派な神社があった。国見岳山塊には小さな集落が散らばっている。この辺りは福井市街から近く、交通の便は悪いとは言えないが、雪が降ると不便だろう。過疎化は避けられないのだろうか。




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