100峠達成

福井の100峠を歩きました

峠歩きを初めて10年ほどになりますがようやく福井県内の100峠を達成しました。というか、今までの峠記録を整理していたら、すでに100峠を達成していたことが解りました。峠歩きを初めて10年間で100峠達成。あまり早いとも言えないし、まだまだ行かなければならない重要な峠がたくさん残っており、達成感はありませんが、一つの節目として、これまでの峠行をまとめてみました。

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朽飯坂

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猫坂(右下の八角形の青石の下にお地蔵さんが眠っていました)
姉妹サイト;U字倶楽部に掲載の「福井の峠ランキング」の更新を怠っていたので、はっきり解りませんが、昨年11月2日に行った鯖江市河和田の朽飯坂または猫坂で、100峠達成となっていたようです。これら二つの峠はともに標高100mちょっとの小さな峠ですが昔は大事に使われていたようで、お地蔵さんが祀られていました。特に朽飯坂のほうにはかなり広い立派な峠道が残っていました。猫坂のほうは草木に覆われ、秘境感漂う峠で、そのうち峠の痕跡が消え、忘れ去られてしまうのではないかと思われ、また感慨深い峠でした。

福井の峠マップ



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峠歩きのきっかけとなった杉水峠(2012.9.27撮影)
私が峠に興味を持ったのは加賀市にある杉水峠。そこには稜線が深くえぐれた峠がありました。長らく山歩きをしてきて、峠もたくさん見てきましたがこんな峠を見たことがなく、その姿に魅了され、峠歩きをすることを決意しました。昔の人々が汗水たらして行き来した苦労をこの峠の窪みが如実に物語っていると感じたのです。ですから、もっとこのようにU字に窪んだ峠を見たいと、そのような峠を探して歩きました。

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大峠(2008.12.24撮影)

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清水谷峠(2013.3.29撮影)

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板垣坂(2012.10.22撮影)
最初は福井県嶺北地方にある、名のある峠や地図に載っている峠を中心に回ってみましたが、上記に挙げたいくつかの峠のようにU字の峠をたくさん見ることが出来ました。ある程度通行量のある峠はほとんどがこの形をしていました。

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大坂第二峠(2013.6.8撮影)
上記掲載の大坂第二峠はそんな峠の中でも出色の美しさで、左右対称形の姿と言い、10mほども掘られたその規模と言い、このような峠の集大成と言えるでしょう。このようなU字(またはV字)の峠は人馬の営みで削られたものだと思っていましたが、この峠を見るに至って、人馬の営みだけでなく、歩きやすくするために人工的に掘られたものだと思うようになりました。このような特異な形の峠は私の知る限り、福井県嶺北地方・石川県加賀地方(特に加賀市・小松市)特有のものではないかと思います。私は関東近辺の山もたくさん登り、その時峠もいくつか見てきましたが、このような形の峠はありませんでした。唯一似ているのは鎌倉の切通しの峠ですが、ここの峠は鎌倉を囲むようにある山々を越える峠ですが、それらの山々が硬い岩でできており、その岩を削って造ったためにU字の形をしています。福井・石川の峠はその必要はなく、こういう形にしたのは歩きやすくするためという理由と、雨の多い北陸の天気と雨に流れやすい山の地質が影響しているのかもしれません。まあ、そこらへんは今後の研究課題ですが。

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芦見峠(2012.11.16撮影)

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芦見峠から望む白山(2012.11.16撮影)
上記掲載の芦見峠は福井市芦見地区と勝山市鹿谷地区を結んだ峠で、掘れ方は薄く鍋底型をしていますが、昔はかなり通行量があったようです。この峠はかなり近年までふもとの人が手を入れていたようですし、鉄塔巡視路となっていますので、今でも藪になっておらず、歩きやすい峠道が残っています。その上、峠から見る白山の姿が絶品で、峠ランクの上位に載せました。ぜひ一度歩いてみてほしい峠のひとつです。

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トンネルの峠??(三峰峠・2011.9.27撮影)

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実はこう言うことでした(三峰峠・2011.9.27撮影)
上記掲載の三峰峠(正式名称ではなく通称です)は鯖江の山中にあった三峰村(今は廃村)にあった峠で、昔は福井市鹿谷町から登っていく立派な峠道がありました。峠道に石の階段のようなものが残っていましたから、かなり立派な道があったものと思われます。この峠は歩く部分が丸くなっており、U字というよりO字の峠と言ってもいいかもしれません。私が訪れた時は倒木が峠を覆っていたので、まるでトンネルのように見えました。

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根来坂(2013.9.22撮影)
嶺南地方の峠はほとんど行っていませんが、唯一行った根来坂は嶺北地方の峠とは全く雰囲気が違います。この時、三つの峠を回りましたがどれもほとんど掘れていませんでした。その内の根来坂と木地山峠は峠道が斜めに尾根を越えていました。これも歩きやすいようにしたためでしょう。嶺北の峠は尾根にまっすぐ登って来て、まっすぐ下りているのがほとんどでした。その代り、尾根を大きく削って、歩きやすいようにしたのでしょう。もっといろんなところの峠を歩いてみないと何とも言えませんが、峠にはその地方独特の形があるようです。鯖街道で有名な嶺南の峠はもっと歩いてみたいと思っています。峠にあった石仏や石碑も峠歩きの楽しみのひとつです。以下にいくつかご紹介します。

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100峠目となった朽飯峠のお地蔵さん

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大坂第二峠のお地蔵さん2013.6.8撮影)

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芦見峠のお地蔵さん(2012.11.16撮影)

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池田坂のお地蔵さん(2012.11.16撮影)
峠によってはお地蔵さんがいないところもありますが、昔はほとんどの峠に祀られていたのだと思います。峠道が藪道となり、峠に行けなくなってしまうということで、ふもとに降ろしてしまうのです。しかし、峠歩きをする者から言えば、出来ればそのまま峠に置いておいてほしいものです。福井・石川県境にある大内峠のお地蔵さんなどは、私が最初に行った時はふもとの神社のところにありましたが、その峠を通る古道が復活したことで、元あった場所に戻した例もあります。




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.14 2017 峠歩き comment0 trackback0

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福井県内を中心とした山・峠・古道歩きをやっています。姉妹サイトU字倶楽部の速報版的サイトです。また、同サイトで扱わなかったちょっとした山歩き、ピークハントに失敗した山行き記録などを載せて行くつもりです。

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