旧清水町の古道を歩く

旧清水町の古道を歩く(2017.3.13)

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上天下の古道
福井市大和田に行ったついでに足を伸ばして、県立図書館に向かう。先日行った見田越の位置がいまいち気になるので、古い国土地理院地図で確認したかったのだ。しかし、8号線を走っていると、今日は月曜日だと気が付いた。仕方ないので、何か情報が得られるだろうと、旧清水町の見田越に向きを変える。

>>今回歩いたルート(上天下町)
>>今回歩いたルート(御油町)
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上天下の古道登り口
先日目をつけていた旧清水町(現福井市)上天下(かみてが)の崖から登っていく古い道にやって来た。近くにいた人に見田越について聞いてみたが地元生まれではなく、良く解らないとのこと。他に外を歩いている人もおらず、この道を歩いてみることに。

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古道脇のお地蔵さん
車道脇の崖に造られた坂道を登っていくと、入口に立派なお地蔵さんがあった。

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竹藪の中の古道
竹藪の中の道はきれいに踏みしめられ、歩きやすい。旧清水町の山道はどこに行ってもきれいな孟宗竹が生えている。

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古道脇に墓が並ぶ
しばらく行くと墓地が現れ、その横を通ってまだ道は続いている。小さな青い小屋のところで、道はいくつかに分かれていた。ここを直進。後で、右に入って行く道も歩いてみたが、特に古い街道らしい雰囲気はなく、単なる山道のようだった。

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谷底の古道
小屋のところから道は下り坂になり、谷底に続いている。

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古道はここに出て来る
道はすぐに狭い谷に出た。そこには水田が広がっていた。後で感じたことだが、この道は上天下の人が田んぼを造るために使った道ではないかと思う。

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古道は水田の中を通って車道に出る
後で、先ほど出てきた狭い谷に廻ってみた。後で調べたところ、この谷の地籍は上天下となっているから、やはり田んぼを作るためにこの道を行き来していたのではないかと思われる。なお、上記写真には写っていないが、このすぐ左側に墓があり、いくつものお地蔵さんが祀られていた。地図を見ると、左側の尾根筋に古い道があったようだから、今歩いた道ではなく、その道に関係しているのかもしれない。

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反対側の谷筋を歩く
今歩いた古道が出てきた谷から、田んぼを挟んで反対側にある谷筋を歩いてみた。見田越の道はこの谷筋にあった可能性が高い。

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道は堰堤にぶつかり終点
そこを奥まで歩いてみたが、すぐに行止りになり、堰堤があった。このすぐ上はゴルフ場になっている。堰堤がそれと関係あるかどうかは解らない。

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ここから山に入ってみる
手前に山の中に入って行く道のようなものがあったので、入ってみた。踏み跡はあったが、昔の峠道の雰囲気はなかった。結局見田越については何ら情報を得られなかった。この辺はゴルフ場が出来たことで、地形が変わってしまっており、むやみに歩いたとしても無駄のようだ。やはりゴルフ場ができる前の地図で調べるしかなさそうだ。

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ここから古道へ
まだ家に帰るには時間があるので、ふくい健康の森へ向かう。途中、福井市清水郷土資料館があったので、そこで何かわかるのではないかと行ってみたが、こちらも月曜休館だった。県民の森は丘陵を切り開いて造られた公園施設で、その中にはスポーツ施設や温泉施設だけでなく、医療施設などもある。ここには周囲の丘陵地帯の中を歩ける遊歩道があり、その一郭に昔の掘れた古道が顔を出しているところがある。場所はマイドーム清水の東側に広がる丘陵地帯だ。

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古道入口
遊歩道のようなところを歩いて、そこに入って行くとすぐに昔の掘れた道が現れる。この丘陵には遊歩道が造られているが、ここだけ道の雰囲気が全く違う。

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掘れた古道
ここに古道があることは確認していたが、下まで行ったことがなかったので、歩いてみることに。

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掘れた古道

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深く掘り込まれた古道
下りて行くとともに、掘れ方は深くなり、渓谷のようになっているところもあった。これほど深く掘れた道が続いていようとは思わなかった。下まで50mほどの標高差があり、歩いて10分ほど掛かった。

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踏み固められた古道
竹藪が現れると、民家が見えてきた。

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民家の脇に出て来る
民家の中の道を通って幹線道路へ。

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旧県道に合流
道は御油という集落の中の道に出てきた。今はバイパスが出来たが、昔はこの道が県道だったと思われる。その角には立派な小料理屋があった。郵便切手やたばこなども扱っており、昔はこの辺りになくてはならない、商業施設だったのだろう。近くにおばあちゃんがいたので、お話を伺うと、今歩いてきた道は山の中にあった田んぼに通うための道で、昔はこの道を使って稲を下したそうだ。今健康の森となっている辺りに7町歩の田んぼが広がっていたそうだ。下の田んぼが水害でだめになった時も上の田んぼは被害を受けなかった。また、上の田んぼでできるコメはうまかったそうだ。これだけ立派な道なので、昔は山越えの道として使われたのではないかと聞いてみたが、田んぼに行くために使った記憶しかないとのことだった。


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近くにあったお寺
すぐ近くにお寺があったので、行ってみたがどなたもおられず、お話は聞けなかった。結局この辺りのことについても、古い地図を見ればはっきりするだろう。なお、福井県管内全図(大正6年)を見ると、御油から坪谷に抜ける道が載っており、戦後すぐころまでは山越え道として使われていたように思う。水田はその道の途中に広がっていた。坪谷から灯篭見坂を越えれば、越知山に行けるし、日本海に出ることも出来るから、この道もかなり人通りがあったのではないだろうか。




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福井県内を中心とした山・峠・古道歩きをやっています。姉妹サイトU字倶楽部の速報版的サイトです。また、同サイトで扱わなかったちょっとした山歩き、ピークハントに失敗した山行き記録などを載せて行くつもりです。

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