滝の古道を歩く

滝から下金屋に至る峠道を歩く(2017.03.25)

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滝の峠道入口にあったお地蔵さん
あわら市滝と下金屋や熊坂の間には小さな山があり、その山を越える道が多数存在している。今日行く道は今の地理院地図にも破線で表示されているが、今滝トンネルがある上を越える滝峠(仮称)道が主流であったようだから、道の痕跡を見つけるのは難しいだろうと思っていたが実際行ってみると、掘れた立派な道が残っていたのは嬉しい驚きだった。しかし、何の必要があるのかこんな小さな山にも新しい林道建設が行われており、いつ古い道が消滅するか解らない状況だった。なお、今回行った峠(今回は実際には峠には到達していないが)は下金屋峠と呼ぶことにした

>>今回歩いたルート(3/27訂正)
>>今回確認した峠道のルート
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山道(名泉郷側)入口
このエリアには滝の宮山や金津山街道など、ちょっとした山歩きスポットとなっており、鉄塔巡視路や林道を使って下金屋の分譲住宅地まで歩けるルートも出来ている。今回はその名泉郷側から歩くことにした。このルートは以前は名泉郷から歩く人がチラホラおられたが、最近は全く人に会わなくなった。熊やイノシシ騒ぎでもあったのだろうか。

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20号鉄塔の横から山に入る
山道に入ってすぐのところに20号鉄塔がある。そのまま山道を歩いても良いのだが遠回りになるので、鉄塔の後ろのピークから尾根筋を歩き峠にアプローチすることにした。

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谷筋に見えるのが峠道
尾根筋に道跡は見当たらないが、左の谷筋を見たら道のようなものが見えた。後で確認した所、それが下金屋に出る峠道だった。尾根筋は藪で、倒木も多く、歩きづらい。

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下金屋に至る峠道
尾根筋を藪漕ぎで2、300m進んで行くと急な下りとなり、先ほど見えていた谷筋の峠道のところに出てきた。そこは三つの沢が交わる地点で、沢筋には薄っすら道跡も残っており、三叉路と言ってもいい場所だ。そこで一枚写真を撮ろうと思ったら、カメラがない!! 車の中に置いてきたはずはないのだが、一応車まで戻って、カメラを探したがやはりない。途中落としたのは明らか。2、300mの距離だから、すぐに発見できるだろうと、歩いたルートを丹念に目を凝らしながら歩いて、何度か往復したが見当たらない。それほど高価なデジカメではないが、買ったばかりだ。このまま諦めるのはもったいない。黒のカメラだから、目立たないが、長めのストラップを付けていたので、見落とすことはないはずだ。カメラが斜面を滑り落ち、だいぶ下まで行ってしまった可能性もあるので、少し探す範囲を広げたがそれでも見つからない。カメラはズボンのポケットに入れておいたが、ストラップがポケットから垂れて、枝に引っかかった可能性がある。それも念頭に置きながら探し、再度三叉路に来た。それでも見つからない。もうこれが最後だと、もう一度急斜面をよじ登ろうと思ったら、先ほど探した斜面から少し離れた倒木の枝にカメラがぶら下がっていた。やはり、歩いている最中にポケットからストラップが垂れさがり、それが枝に引っかかったのだ。枝に引っかかっていたので、カメラは地面に付いておらず、まったく汚れもない。捜索時間は30分ほどだった。

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沢筋の道を歩く
この日は地図も持ってきておらず、峠道のルートもはっきりしなかったので、三叉路を滝のほうだと思われるほうに進んで行ったが、実際の峠道はまっすぐ急斜面を登って行ったようだ。しかし、そこにはっきりした道跡はなく、地図もないので、見つかるはずもなかった。結局、左の沢筋を進んで行くことにした。

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道跡が現れる
沢筋には最初はっきりした道跡はなかったが、途中から平坦にならしたと思われる道跡が現れたので、そのまま進んで行った。

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名泉郷からの道に出る
すると、見慣れた場所に出た。そこにあったのは名泉郷から滝の宮山に至る山道だ。これにより、今歩いてきたのは滝に至る峠道ではないことがはっきりした。このまま、歩きにくい沢筋を戻るのは億劫なので、滝の宮山に至る山道を歩いて、峠道があるだろうところに行くことにした。

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峠道入口
ここにある林道(金津山街道)は滝の宮山からぐるっと一回りし、滝トンネルの滝側口近くに出て来る。その道がUターンする辺りに古い峠道が交差しているはずなので、そこに行ってみると、林道から山に入って行く踏み跡があったので、そこを入ってみた。

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道型が現れる
最初はイノシシの足跡だらけで、獣道のようだったが少し歩くと、掘れた道が現れた。

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掘れた峠道
その道は下りて行くとともに掘れ方が深くなり、道幅も広くなってきたので、この道が滝に下りて行く峠道に違いないと確信する。

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峠道は広く深くなる
途中水平な尾根筋を通るところで、道跡ははっきりしなくなったが、また傾斜がきつくなると掘れた道跡が現れた。山道に毛が生えたくらいの道だろうと思っていたが、道幅は広く、しっかりした道だ。昔はかなり使われたに違いない。

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平坦な峠道
道は沢筋に下りてきたが、そのあたりでは道が荒れてきた。しかし、沢の横に人工的に平坦にならされたと思われる跡があり、そこに道があったことは間違いないようだ。

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林道に出る
峠道は林道にぶつかった。最近手を入れたようでよく整備されている。その林道を歩いていくと、真新しい林道が交差していた。まだ工事中のようで、道の脇に工事資材が置いてある。

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ここに出て来る
そこを進んで行くと、イノシシ除けの金網があり、民家の間に出てきた。

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峠道入口に祠
峠道入口には小さな祠があった。

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お地蔵さんと祠
祠の横には三体のお地蔵さんもあった。峠や峠道にあったものと思われる。

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祠の中は不動明王
祠の中を拝ませてもらうと、不動明王が祀られていた。真新しい花も供えられており、大事にされているようだ。

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滝集落入口の石仏
滝集落内の道を歩いていくと、集落の入口に祠があり、石仏が祀られていた。この後、集落の外の新しい道を歩いて滝トンネルのほうに向かったが、新道からもいくつか石仏のようなものが見えたから、集落内の旧道を歩くべきだった。

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滝の白山神社
集落はずれには白山神社があり、その横を通って進んで行った。

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新滝隧道
新滝隧道内を歩いて下金屋方面に出る。そのまま車道を歩いて帰ってもよかったが、回り道になるので、途中再度山に入り、先ほど歩いた名泉郷に至る山道に戻り、そこを歩いて車に戻った。今日はあまり期待しないで出てきたが、掘れた峠道を発見出来たのは大きな収穫だった。ただ、峠自体には行っておらず、課題が残った。峠があると思われる場所は林道からひと登りした所なので、その内時間があれば再訪したいと思っている。峠道入口にお地蔵さんや石仏があったところをみれば、峠自体もかなりの規模だと思われる。



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