轟坂(おばこ峠)

轟坂を歩く(2017.04.24)

羽生ショック冷めやらぬ中(スケートじゃなくて、将棋の話)、轟坂(おばこ峠)を歩いてきた。轟坂は永平寺にある峠で、志比城山から尾根伝いに東に500mほど行ったところにある。だいぶ前に一度、林道城山線を使ってこの峠の姿だけは見ているが、峠道を歩いたことはない。峠を見た限りでは小ぶりで、峠道は消えてしまっているだろうと思い、峠道を歩く興味は沸かなかった。しかし、この隣にある志比城山について調べていたところ、偶然、大正天皇が皇太子時代に北陸行啓を行ったとき、この道を整備したとの記事を発見。そこには、それを記念した石碑まで残っているというので、行ってみる気になった。

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右永平寺の道しるべ
この道しるべは明治42年、後の大正天皇が皇太子時代に北陸行啓を行ったとき、道を整備したときの記念碑。横に御大典紀念と書かれてある。この碑はながらく、土に埋まっていて行方が解らなくなっていたが最近になって掘り出されたとのこと。


>>今回歩いたルート
>>詳細記録(U字倶楽部)へ

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中部縦貫道路の下をくぐる
珍しい駅名で有名なえちぜん鉄道轟(どめき)駅の横を通って、轟集落を抜け、山の中に入って行く。中部縦貫道はこの辺では工事が終わったようで、誰もいなかった。その下を通る林道を入って行く。林道はほとんど舗装されており、走りやすい。

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林道が大きくカーブした所からスタート
ほぼ直線的に上がってきた林道が大きくUターンするところが峠道入口で、そこを覗き込むと早速、目的の道しるべが現れた。

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ここに道しるべがある
林道はここからさらに続いているので、終点まで行ってみた。終点から峠のほうに取り付けないか調べてみたが、無理そうなので元の位置に戻って、ここからスタートすることにした。

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一間幅ほどの道跡
この道は沢沿いに造られた道で、石がごろごろして歩きにくい。この道が使われなくなってかなり経つと思うが、それでも1間(約1.8m)幅の道跡が残っているところがあったから、行啓の際に大工事が行われたからだろう。

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沢沿いに続く道跡
昔は立派な道があったと思われる。1間幅の道があっただろう痕跡はかなりの部分で残っていた。

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中間地点にあった小さな滝
沢を何度か渡渉するところがあり、道跡がなくなっているところもあったが、なんとなく道跡は残っており、迷うことはなかった。中間地点辺りには、2,3mの落差の小さな滝があった。

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分岐(ここを右の滝のほうに入って行く)
何ヶ所か沢が分岐しているところがあり、少し迷ったがなんとなく沢沿いに道跡のようなものがあり、上記地点までは迷わずに来た。しかし、ここでどちらに行くか迷ってしまった。右には1.5mほどの小さな滝があり、そこに道があったとは考えづらい。左には沢のような道のような1m幅の掘れた痕跡がまっすぐ登って行っていたので、そちらを選択したが、実際には右側の沢を登って行かねばならなかったのだった。よく見れば右の滝を巻くように踏み跡があったのだが、その痕跡はあまりにも薄かった。それで、大変な藪漕登山となってしまった。ようやく尾根に到達したと思ったら、そこは枝尾根で、峠がある稜線にたどり着くのにかなり苦労した。そこからの尾根筋も藪が濃く、大苦行となってしまった。この辺りのことについては後でU字倶楽部のほうに書こうと思いますので、省略します。

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峠直下から峠を望む
前後逆になるが、迷わずに沢筋を進んで来れば、上記写真の地点に来て。上に見えている稜線に峠があったのだった。しかし、峠直下の斜面が急で、ここを登っていくのは大変だっただろう。実際には帰りにここを下りたのだが、あまりの急斜面に足の置き場もないほどだった。

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轟坂(轟側から見る)
と言うことで、実際には地理院地図にP421mの記載のある尾根筋からようやく峠に到達したのであった。ここの峠の掘れ方は浅く、1.5mほど、それほど使われた峠ではなかったと思ったが、改めて見てみると、掘れ方は浅いが幅は広く、行啓の時にかなり広げられたのではないかと思われる。

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峠から白山を望む
藪の中からかろうじて白山が見えた。

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轟坂(荒谷側から見る)


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荒谷側に下りて行く道
荒谷側のほうにも薄っすら1間幅ほどの踏み跡が見えたから、それが道跡だと思われる。こちら側もはっきりした道跡は残っていない。

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轟側に下りて行く道
ここまで来るのに時間が掛かったので、時間に余裕はなく、さっそく下山にかかる。轟側にも峠部分だけU字に掘れた道跡があったが、すぐに道跡は消え、先ほども書いたように崖のような急斜面となっていた。そこを滑り降りるように下りて行ったら、下にまた沢が見えてきたので、そこを辿ると先ほど逆に行ってしまった滝のある分岐に出てきた。峠からその分岐まで、道の痕跡はほとんど発見できなかった。ここから先は道跡が比較的しっかりしており、迷うことなく下りて行くことが出来た。




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