小原越道・松根峠

加賀越中国境の古道を歩く(2017.11.15)

加賀と越中の間には200、300m級の低山が連なっており、古来からそこを越える道が多数存在していた。その中で主要な役割を担ったのは倶利伽羅峠越の道で、北陸街道に指定され賑わっていた。その脇道として使われていたのが今回行く小原越の道だ。

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加賀越中国境にある松根峠
この小原越道は距離が短く、かなり重宝がられた時期もあったようだが、江戸時代には倶利伽羅街道沿いの宿場などから通行量が減るとの訴えがあり、通行を禁じられた時もあったという、そのため昔ながらの街道の姿を色濃く残している可能性が高く、行ってみる気になった。

>>今回歩いたルート
>>詳細記録(U字倶楽部)へ
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加越国境城跡群及び道の案内板
特に詳しく調べもせず、金沢に行く用事があったので今回峠行を決行したが、いざその道を歩いてみようとすると、どこから歩けばいいのか解からない。それで、加賀越中国境を越える松根峠に車で一番接近できそうな、チェリーゴルフ倶楽部に向け車を走らせる。国道からゴルフ場に向かう道に入り進んでいくとクラブハウス入口の少し手前に脇道があり、そこを入っていくと、さっそく松根峠の案内板が現れた。車で来れるとは思っていなかったので、拍子抜けした。この辺りは最近、「加越国境城跡群及び道」として国の史跡に指定されたようだ。

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小原越の碑
水洗トイレがある公園の空き地に車を止め、歩き出す。小原越道の石碑があり、松根峠はすぐそこだった。

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松根峠に登っていく道

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松根峠
車を置いた公園から3分もかからず松根峠に到着。このあたりの小原越道は最近再整備されたのだろうが、道の掘れ方を見ると、昔の幹線道路ということもあり、かなりの道幅があったようだ。

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松根峠から富山側に降りていく道
峠から富山側に降りていくと、すぐに車道に合流した。

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小原道は車道へ
車道は舗装されていたが、あまり使われていないようだ。

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車道脇に顔を出した旧道跡
車道をしばらく進むと旧道跡らしきものがあったので、そこを入ってみる。

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砂利を敷き詰めた旧道跡
笹藪がひどかったが少し進むと砂利が敷かれた古い道が現れた。道の状態は江戸時代そのものというより、状態を見ると近年になって車道として整備された可能性が高そうだ。この日は天気も悪く、そのまま小原越道を進んでいく元気はなく、富山側の古道入口まで車で回り、そこから小原越道を歩いてみることにした。

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松根城本丸
松根峠の辺りは松根城跡として整備されているので、城跡を見学し、古道入口に向かう。

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小矢部市側の小原越入口
国道に戻り、内山峠を越え、富山側に。フロンティアパーク(工業団地)から少し行ったところに、小原越道の入口を発見。そこには立派な標識と説明板があった。

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田んぼ脇を歩く
田んぼ脇のあぜ道のようなところを進んでいく。

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藪がひどくここで引き返す
しかし、その道はすぐに藪となり、引き返す。後で解かったことだが藪道は100mほどで終わったようだ。

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山鹿の里の案内板
仕方がないので、どこからか小原越道に近づける道がないかと物色していたら、臼谷八幡神社の横に、「山鹿の里近道」と書かれた標識を発見。そこから小原越道にアプローチしてみることに。

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山鹿の里碑がある小さな公園
あまり使われてなさそうな、未舗装の林道を10分ほど上っていくと小さな公園があり、山鹿の里碑が置かれてあった。説明板があり、それを読むとそこを通る道が昔の小原越道であったようだ。

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旧道らしきところを歩く
案内板に従い車道を少し進んでみると旧道らしき道があったので歩いてみる。

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この旧道も藪で進入断念
古いトタン張りの小屋の横を通り進んでいくと、藪道となったので、車道に戻った。

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小原越旧道入口
案内板に従い車道を歩いていくと、旧道入口と書かれた標識があったのでそこを歩いてみる。

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深く掘れた小原道
すると、すぐに深く掘れた古道が現れた。

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小原道旧道の様子
古道は深く掘られており、昔はかなりの通行量があったことが推定できた。

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車道に合流
10分ほどで車道に合流。雨がひどくなってきたので、ここで引き返すことにした。

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山鹿の里碑から旧道へ
山鹿の里碑のある公園に戻ると、古道跡と書かれた小さな案内板があった。どうもこの道を進めば先ほど藪で行く手を阻まれた小原越道の反対側に行けそうなので、そこを歩いてみる。

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旧道の様子

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 旧道の様子

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藪がひどく、ここで進むのを断念
その道も、10分ほどで藪となり進めなくなったので、近くにあった工場敷地までおり、敷地内を通らせてもらい、車を置いた場所に戻った。この藪を100mを程進んで行けば、来るときに藪で断念した地点に到達していたようだ。

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.15 2017 古道歩き comment0 trackback0

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