吉谷から巡視路を使って火燈古道へ

吉谷から火燈古道に上がって行く巡視路を捜す(2012.11.10)

先日、火燈古道を歩いたときに見つけた巡視路を使って吉谷から火燈古道に登っていこうとしたがそんなに簡単なことではないことが解かった。大内峠のほうから火燈古道を上がって行くと、途中に鉄塔(大黒線202号鉄塔)がある。この鉄塔から福井県側に鉄塔巡視路が降りている。この巡視路を辿って行けば吉谷に行けるはずだ。この巡視路を使えれば吉谷から火燈山に登り、この巡視路を使って吉谷に降りてくるという周回コースを採れることになる。

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先ずは目をつけておいた吉谷に向かう。吉谷は火燈山の登山口があるところだ。火燈登山口と書かれたところから林道をしばらく上って行くと上記のような標識が現れる。ここを左に行く。

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しばらく行くと上記のような建物が現れる。

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上記建物の入口には「泰澄大師御遺跡 真言宗吉谷不動明王尊 護摩堂」と書かれてあった。この辺りに吉谷千坊と言われる寺院群があったところだ。豊原、小野とここを併せて豊原三千坊と呼ばれているが、豊原寺(廃寺)は天台末のお寺だったと言うから、ちょっと意外な感じがした。

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建物の後ろには石仏が並んでおり、水場があり、綺麗な水が湧いていた。巡視路入口はこの奥から更に林道を上がって行った所にあると目星をつけておいたので、ここに車を置いて歩くことにした。

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林道をしばらく歩いて行くと、不動尊と書かれた標識が現れた。ここから下に降りていけば吉谷不動滝があるところだ。

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少し降りていったがそこは深い渓谷となっており、巡視路があるようには見えない。見込みが外れたようだ。それで、今度は車で先ほど登ってきた林道を戻り、林道沿いに巡視路入口の標識がないか捜すことにした。しかし、林道脇は先ほどの滝から続く深い渓谷が続いており、巡視路があるようには見えない。ただ、一箇所荒れた林道があったが巡視路の標識がなかったのでパスした。後から考えればそれが吉谷から降りて行く巡視路入口だったのだろう。火燈山登山口分岐まで戻ってきたが、巡視路の標識は見当たらなかったので、更に降りて行く。

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すると、かなり降りてきたところに巡視路の標識がようやく見つかった。「火の用心」と書かれた赤い札に204号、205号鉄塔の表示があった。

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場所は火燈山登山口と書かれた林道入口から登ってきた時に最初に大きくカーブするところで、舗装が途切れる地点だ。そこには、先ほど行った吉谷不動滝からの渓流が続いていた。

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巡視路は渓流沿いに続いているが、かなり荒れている。渓流を渡渉する場所もあった。最近雨続きなので、水流は多く、足を濡らさないように渡るのは至難の業だ。

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途中にあった、上記標識を見落としてしまい、ずっと渓谷を遡ってしまった。踏み跡のようなものがずっと続いていたが途中から巡視路とは思えない獣道のようになって来たので、引き返した。標識がないか、もう一度注意深く捜しながら歩いていたら、上記標識が見つかった。

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標識には204号と書いてあり、矢印は渓谷沿いの断崖を上がって行くようになっていた。

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上記写真は断崖を登りきったところから下を見たもの。巡視路は断崖にちょっとした切れ込みを入れただけのもので、巡視路としてはかなりワイルドだ。距離は短いがちょっとしたスリルを味わえる。

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そこを登りきると前に林道が現れた。そこにも赤い標識があり、204号鉄塔へはここから林道を右に登って行くようになっていた。指示に従い林道を上がっていったが巡視路が見当たらないので、今度は林道を左のほうに進んだら、先ほど通った火燈山登山口に登って行く林道に出た。

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場所は先ほど巡視路に入っていったところから200mほど、下に降りたところだ。車を置いたところまで戻り、この入口まで移動しておく。この入口には「利用間伐モデル林(腰開谷奥)平成24年度実施」と書かれた表示があった。林道が新しかったから、最近開発されたようだ。それと一緒に赤い巡視路表示板もあったから、この奥のどこかに204号鉄塔に登って行く巡視路があるはずだ。もう一度林道を登って行くことにした。林道を奥まで進むと、上に目指す鉄塔(204号)が見えてきた。

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しかし、林道からその鉄塔に取り付く道が見当たらない。林道から鉄塔に行くにはかなりな急斜面を登っていかなければならない。林道沿いは急な崖となっており、容易に登っていけない。その内、林道はジグザグに反対の尾根に登って行くようになり、そこで行き止まりとなっていたので、尾根に取り付き、その尾根を登って行くことにした。

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林道から簡単に尾根に取り付けるところがあったので、そこを上がって行った。最初は薮だったがその内歩きやすい道になった。

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尾根には立派な道がついていた。途中窪んだところもあったから、昔はかなり使われた尾根道のようだ。

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対岸に204号鉄塔が見えてきた。尾根を上がりきり廻りこめば、鉄塔のところまで行けるのではないかと、その尾根をまっすぐ登っていった。

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途中大きな穴が開いたところがあった。良く見ると穴の廻りには石垣を積んだ跡があったから、炭焼き窯のようだ。ここまでは掘れた立派な道があったから、焼いた炭を担いで降ろした道だったのだろう。ここからも掘れた道はあったが、薮がひどくなってきた。

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進行方向の先に、山の頂上のようなところが見えてきたので、そこまで行ってみたら、そこは頂上ではなく、別の尾根にぶつかったのだった。そこを廻り込んで、鉄塔のある尾根に取り付けば鉄塔までいけただろうが、薮が更にひどくなってきたし、時間もなくなったので、そこで引き返した。帰って地図を見たところ、この尾根を登っていけば火燈古道がある尾根まで行けたようだ。木の間越しに山の頂上が見えたが、どうもそれが火燈山だったようだ。

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帰りに林道から谷筋に入り込み少し登っていったところ、鉄塔に向かってジグザグに断崖を上って行く切り開きがあったから、それが巡視路なのかもしれない。巡視路といっても断崖に切れ込みを入れたような道であり、殆ど崩れてしまって歩けるかどうかも解からない道だ。しかし、その切り開きは鉄塔に向かってまっすぐ伸びていたから、巡視路の可能性が高い。かなりハードだが無理すれば登っていけるかもしれない。

巡視路入口が見つかれば簡単に登っていけるだろうと思ったのが甘かった。この辺りの巡視路はかなり荒れているし、その上新しい林道が出来たことで元の巡視路が解かりづらくなってしまっている。もう一度この道に挑戦しようと思うが、断崖絶壁の切り開きを登って行くか、それとももう一本北の谷筋に林道があるので、そちらからアプローチしようか迷っている。

>>今回歩いたルート
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.11 2012 山歩き comment0 trackback0

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