豊原裏山尾根2

豊原裏山尾根を歩く(2012.12.5)

今年は11月から不順な天気が続いている。12月に入って、2日、3日は晴れ間が覗いたが用事があって山に行けなかった。天気予報では明日あたりから、雨ではなく、雪の予報が出ている。今日は朝方雨が降ったがお昼ごろになって雨も止み、空が明るくなってきた。もう、無積雪期の山歩きをするチャンスもないだろうと、無理して山に行くことにした。この日の目的地は豊原の裏山尾根だ。今年初めに雪の中、裏山尾根を歩いたのだが途中で引き返していたので、その続きをやるつもりだ。豊原に着くと雨が落ちてきた。今日は山行きは諦めようかと思ったが、車で豊原周辺をうろついていると、雨が止み、空も明るくなってきた。いつ雨が降り出してもおかしくない天気だが、何となく雨が持ちそうな予感がしたてきたので、山に入ることにした。大きなギャンブルだ。雨が降りだしたら、すぐに降りて来よう。

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豊原の砂防ダムの近くに車を置いて、巡視路に入る。上記写真の滝から少し奥に入ったあたりが巡視路入口だ。

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巡視路入口には「東金津新福井線20号鉄塔」の標識がある。

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つづら折の急坂の道を10分ほど歩くと20号鉄塔に着く。

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さらに15分程尾根道を登っていくと、川上木波林道にぶつかる。林道ののり面をまっすぐに登っていく道が巡視路だ。

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掘れた道を上がっていくと、前回来た時にはなかった林道(作業道)が現れた。作業道は最近造られたようで、一面泥だらけで歩きづらい。

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そこから5分も掛からずに尾根に到達する。この尾根が豊原の裏山の稜線にあたり、この尾根上には北から赤峠、大峠、化生ヶ岳、榎峠が並んでいる。今尾根に到達した地点は峠といってもいい場所だが尾根をまたいで、竹田のほうに降りて行く道は見当たらなかった。

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ここには194号と書かれた標識がある。以前来た時は何の標識か解らなかったがこの後行った19号鉄塔をよく見てみると、鉄柱に漢字で193号と書かれた文字があったから、鉄塔の表示番号が変わったようだ。この表示板は昔の鉄塔の標識だったのだろう。

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そこから尾根筋を左に進んでいく。よく整備された歩きやすい尾根道だ。この尾根筋にはずっと掘れた道が続いているから、巡視路ができる前から使われていたのだろう。

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気持ちのいい尾根道を進んでいくとすぐに19号鉄塔が現れる。

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この日は曇っていたので視界はいまいちだが、ここからの展望がよく、坂井平野が一望にできる。

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火燈山や富士写ヶ岳は雲の中だ。

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前回来たときは19号鉄塔のすぐ先で引き返していたので、今日はその先を歩くのが目的だ。19号鉄塔からも巡視路が続いており、道はきれいに整備されている。尾根筋を忠実になぞって巡視路は続いている。途中何ヶ所か分岐があったので、巡視路ではないほうの道に進んでみたが藪がひどくなったので、引き返した。その後は忠実に巡視路を進むことにした。巡視路の標識がところどころにあり迷うことはない。しばらく行くとまた分岐があった。

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ここには標識がなかったが、左下を覗き込むと川上木波林道が見えていたので、左に進んでいく尾根道が赤峠に至る道のようだ。どちらに行こうか迷ったが巡視路を進んでみることにした。しばらく行くと下り坂になったので、引き返し、赤峠に行くことにした。赤峠には以前、豊原のほうから昔の峠道をたどって行ったことがあるが、逆のほうに降りて行く峠道は歩いたことがなかったので、そちらの峠道を歩いてみることにした。昔の峠道は赤峠から小野千坊に続いていたものと思われる。

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分岐から赤峠に至る尾根道は巡視路ではないようだが、よく手入れされた道が続いていた。しばらく尾根筋を進んでいくと川上木波林道に出た。今歩いてきた尾根筋の先にも道は続いていたが、そこからは林道を歩いて赤峠に向かうことにした。

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林道に降り立った場所は山の鞍部となっており、峠のような形をしていた。右の谷筋を降りて行けば赤峠からの道に合流するので、このあたりにも道があった可能性はある。

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林道を300mほど歩くと赤峠に着いた。残念ながら赤峠があったところに林道が付いたので、昔の峠は削られ峠の雰囲気は残っていない。

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小野千坊に続いていたと思われる峠道は藪状態となっており、峠道の痕跡を見つけるのも難しくなっているが、展望コースと書かれた案内板のところを降りて行くのが昔の峠道だ。

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峠道があったところは林道工事で埋められ、急な崖のようになってしまっているが、しばらく降りて行くと掘れた峠道の痕跡が現れる。少し降りたところから峠を見上げると何となく昔の峠の雰囲気が漂ってくる。

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峠道を降りて行くと谷筋にぶつかり、道は左折するようになる。ここを左に降りて行けば小野千坊跡だが、逆に進めば先ほど林道に降り立った地点に至る。

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しばらくは杉林の中を進む。特に道と思われる痕跡はないが、谷川沿いに薄い踏み跡が続いていたのでそこを進んでいった。そうしたら、すぐに右側の一段高くなった場所に林道らしきものが現れた。2.5万分の1地図に載っている林道のようだが藪がひどく歩く気にならないので、谷川沿いの踏み跡を進んでいった。しかし、その踏み跡も歩きづらくなったので、最後はその林道を歩くしかなくなった。

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廃道状態の林道をしばらく歩いて行くとそのうち藪がなくなり普通の林道に変わるとすぐに立派な林道にぶつかった。赤峠から30分ほどである。そこには17号鉄塔の標識もあった。ぶつかった林道は竹田渓谷の中ほどにある閻魔橋の近くから山の中に入っていく林道だ。この林道沿いに小野千坊があったことになっているので、赤峠は豊原千坊と小野千坊をつなぐ峠だったという私の推測も満更間違ってもいなかったようだ。林道を竹田渓谷のほうに少し進んでみたが小野千坊と思われる場所は確定できなかったので、すぐに引き返した。小野千坊を訪問したという人の記録を読んだことがあるがそこには何の表示もなく、ただ広場があっただけということだったので、その場所を見ていたとしても特定はできなかっただろう。峠道が小野千坊まで続いていたことを確認したので、帰路に就くことにした。今歩いてきた道を帰ろうかとも考えたが、藪道を戻るのは億劫だ。幸い、林道分岐に17号鉄塔の標識があったので、よく整備されているだろう巡視路を通って帰ることにした。

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林道分岐を右に進む(注意:2.5万分の1地図にこの林道は載っていない)とすぐに右側に登っていく作業道が現れ、そこにまた17号鉄塔の標識があった。

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よく整備された作業道をしばらく進んでいくとまた17号鉄塔の標識があったので、のり面に付けられた例の黒いステップが付けられた巡視路を登って行った。

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17号鉄塔には2、3分で着いた。その奥にもよく整備された巡視路が続いていた。

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掘れた尾根道を進んでいくと、18号、19号鉄塔の標識が現れた。ここから上記写真の右下に降りて行くのが18号に至る巡視路で、左上に続いているのが今歩いてきた17号鉄塔からの道だ。ここから19号鉄塔に行くには手前の道を進むことになる。

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19号鉄塔の横を通り、194号と書かれた標識がある場所まで戻ってきた。ここから尾根筋をまっすぐ南に進んで行った先に大峠、化生ヶ岳、榎峠があるので、行ける所まで行ってみることにした。前回来た時は藪がひどかったが幸いこの日は藪が刈ってあったので、難なく進んでいくことができた。この尾根筋にも掘れた道が続いていた。

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p406mと思われるピークを過ぎると下り坂となり、ここからは更に深く掘られた道となった。

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そのうち、尾根道は山の鞍部に降りると尾根筋を離れ、豊原のほうに降りて行くようになっていた。尾根筋にも踏み跡があり、もう少し行けば大峠だったのだが、この日は地図を持たないできたので、そのことが解からず、道なりに豊原のほうに降りて行った。するとすぐに真新しい作業道に出た。近くで重機の音がしていたのはこの工事のようだ。

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作業道をまたいで下にも古い道が続いていたはずだがその痕跡は見つけられなかった。しかし、下に川上木波林道が見えていたので、道のない急斜面を林道まで降り、林道経由で車を置いた場所に戻ることにした。

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ぬかるんだ川上木波林道を歩いて行くと、重機が置いてあった。このあたりの杉林を伐採するための作業道を作っているようだ。しばらく歩いて、来たときに登ってきた巡視路と林道出合いから再度巡視路に入り、20号鉄塔を通って、車を置いた場所に戻った。砂防ダムの横の道を歩いていたら、雨が落ち始めたが車まですぐだったので、殆ど濡れずに済んだ。

豊原の裏山尾根にこれほどよく整備された巡視路があるとは思っていなかったので、今日は思いもかけず、快適な山歩きを堪能することができた。この巡視路は竹田渓谷まで続いているようなので、気が向いたら、今度はそちらのほうも歩いてみようと思う。

今回の山歩きのルート地図はこちら
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.06 2012 里山歩き comment0 trackback0

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