仁位坂

雪の中、仁位坂に登ったが下見に終わる(2012.12.14)

先日、芦見峠と吉峰坂を歩いた時に、所谷のおばあちゃんから聞いた仁位坂に行ってみたが、雪がひどいのとルート選択をミスしたことで、仁位坂には行き着けなかった。仁位坂は福井市芦見地区の大谷集落から美濃街道に出るのに使われた峠だ。途中に仁位集落があるのでこの名前が付いたようだ。そのおばあちゃんによると、仁位坂は元の峠道を歩いてもいけるし、車で林道を上がって行っても行けると言うことだったので、行ってみることにした。

niizaka 036
仁位坂入口(帰りに撮影したので少し暗い)
永平寺から旧有料トンネルを抜け、旧美濃街道に出る。芦見地区に行く道で折れ、進んで行くとだんだん雪がひどくなっていく。私の住む坂井平野ではほとんど雪が融けてしまったが、芦見地区の大谷集落に来ると思っていた以上の積雪だ。雪が少なければ車で登って行こうと思ったが、そんな状況ではない。歩いていっても峠まで行きつけるかどうか。この日はワカンも持ってこなかったのでつぼ足で歩くしかない。積雪で駐車するところがないので、道路脇の隅に車を置かせてもらって歩くことにした。上記写真の橋を渡り、右上に登って行く道が仁位坂に至る林道だ。

niizaka 002
 
林道入口のハサギ小屋
林道から少し入ったところにハサギ小屋があった。ちなみにハサギは稲架木と書くそうで、昔刈り取った稲を乾燥させるために使われた、丸太でできた支柱のこと。その丸太を保管しておくのがハサギ小屋だ。昔はどこの農家にも必ずあった。「ハサギ」をネットで検索したところ、新潟のほうでは生きた木を使っていたそうだ。福井ではほとんどが切った丸太を使っていたが、そういえば昔山あいの集落で生きた木を使っているのを見たことがあるような気がする。林道にはカンジキで歩いた跡があったので、少し楽ができた。

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林道の様子
林道はかなり使われているようで、カーブ毎にミラーが設置してあった。道の上の雪をどかすと、舗装した路面が現れた。その後も何度かストックを突いてみたら、固かったので、この林道は全線舗装してあるようだ。

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旧い峠道があったと思われる谷筋
15分ほど歩いて行くと谷筋に上がって行く道があった。それが旧峠道だろうと判断し、その道を歩くことにした。

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旧い峠道入口
カンジキの跡もその旧道に入って行っていたが、カンジキの跡はすぐに終わっていた。峠道の横を流れる沢のあたりに仕切りに足跡があったから、見てみたらゴムのパイプがあった。そのパイプを使って、ここの沢水を下に送っているようだ。水が出なくなったから直しに来たのだろう。

niizaka 008 
途中にあった小さな橋
峠道は最初小さな沢の左岸にあったがしばらく行くと、右岸を歩くようになった。沢を渡る場所には小さな橋が架かっていた。

niizaka 009
二股から先の道
ずっとしっかりした道が付いていたが、谷が二つに分かれたところから道が急に悪くなり、歩きづらくなってきた。

niizaka 012
堰堤
二股から峠道の先を覗き込むと、堰堤があるのが見えた。このまま沢沿いに進み、堰堤の下まで行っても、堰堤を越える道がないようなので、山の斜面をよじ登り、堰堤を迂回することにした。

niizaka 015
上から堰堤を望む
このあたりでは積雪が1mを超えるようになってきたが、何とか深い谷の斜面をよじ登り、堰堤の上まで来た。

niizaka 016 
堰堤の先の谷筋
そこから堰堤の先の谷筋を覗いてみたが道らしきものは見当たらない。この先、この谷を抜けるにはまだまだ苦労しそうなので、元の道を戻り、林道を歩いてみることにした。今歩いてきた谷筋から上に林道が見えていたので、林道も昔の仁位坂の峠に近いところを通っているようだった。

niizaka 019 
林道沿いにあった小屋
旧峠道と林道の分岐に戻り、今度は林道を登って行くことにした。林道は広くよく整備されているようだった。しばらく行くと小屋が現れた。この林道は入口が狭いから、狭い荒れた林道だと思っていたが、地元の人によく使われているようだ。

niizaka 020 
つづら折りに登っている林道
林道はずっと芦見地区を貫いている道路と並行して進んでいたが、ようやく小さな尾根を回りこむと、仁位坂がある稜線のほうに進むようになった。そのうち、正面の山の斜面に大きくつづら折りに進んでいる林道が見えてきた。林道をそのまま進んでいくのでは時間が掛かり過ぎる。

niizaka 021
ここから斜面に取り付き林道をショートカット
山の斜面に作業道のようなものがあったので、林道をショートカットするために、その道を進んだ。

niizaka 022
林道をショートカットして出てきたところ
50mほど斜面をよじ登ると林道に出てきた。林道をそのまま進めばこの地点に到達するのに1kmほど歩かねばならなかったようだから、かなり時間を短縮できた。

niizaka 023
林道から先ほど歩いた峠道を覗き込む
林道脇から谷を覗き込むと先ほど歩いた峠道が下に見えた。

niizaka 024
薪小屋
林道を進むとともに、雪がどんどん深くなってきた。上記薪小屋がある地点に来ると、もう1mほどの積雪になった。膝のあたりまでもぐりこみ歩きにくいことこの上ない。100m進むのに10分も掛かるようになってきた。それでも行ける所まで行こうと一歩一歩進んで行く。あまり奥まで進むと帰りが暗くなる可能性があるので、3時半のリミットを設け、林道を奥まで進んでみることにした。

niizaka 027
下に堰堤が見えてくる
林道は先ほど歩いた峠道がある谷筋の上に続いており、ずっと下に先ほど歩いた谷筋が見えていた。そのうち先ほど引き返した地点にあった堰堤が見えてきたから、かなり奥まで登ってきたのが解った。

niizaka 031
ここで引き返す
しかし、カーブミラーがある上記地点で3時半を回り、時間切れとなった。正面に見えているのが峠道が通っている谷筋なので、林道も峠のあるあたりを通り、仁位町のほうに下っているようだった。今日持ってきた昭和23年発行の5万分の1地形図には旧峠道は載っているが、この林道は載っていなかったので、峠まであとどのくらいあるのか解らなかった。帰って調べたところ、後300mも歩けば峠に着いていたようだ。しかし、たった300mというものの、下手すれば30分もかかっていた可能性があるので、ここで引き返したのは正解だっただろう。車を置いた場所に戻ったのは4時半。もう少しうす暗くなりだしていたから、ちょうどいい時間だった。

この峠には雪が融ければ車で簡単に行けることが解ったから、またいつでも来れる。ただ、堰堤の先の旧峠道がどのようになっているのかよく解らない。薮で歩けなくなっている可能性もあるが、雪が消えた春先に来れば歩けないことはないだろうから、気が向いたら来春に再挑戦しようと思う。

今回歩いたルート地図はこちら
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.16 2012 未分類 comment0 trackback0

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