国見岳越

中平から国見岳越の道を歩く(2013.3.5)

国見岳越の道は福井平野から日本海に出る最短コースのひとつであったが、かなり険しいコースであり、あまり一般的ではなかったようだ。近年になってからは山関係の人間しか歩かなかったとの記述もある。その記述の通り、今回歩いてみて、昔の峠道の痕跡と思われるものはほとんど発見できなかった。

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中平集落
その道が越えていた国見岳の稜線に沿って、今は二枚田幹線林道が走っているので、何度かそこに行き、昔の峠の痕跡がないか調べたことがあるのだが、それらしきものは見当たらなかった。それで、今回はその峠の麓にある、中平集落から、峠にアプローチすることにした。明治橋を渡り、西郷トンネルを抜け、福井市本郷地区に入る。本郷地区の最奥部といっていい場所に中平集落がある。鬱蒼とした森に囲まれた狭いところかと思ったら、周りに田園風景が広がる、開けた場所だったので少々驚いた。確かに過疎化は進んでいるようだが、水田は荒れておらず、今でも耕作が行われているようだ。また、目の前には白山から、奥越、越美国境の山々が広がっており、風光明媚なところだ。

>>今回歩いたルート

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中平の田園風景
山の斜面を切り崩して作ったいわゆる棚田だが、棚田というイメージからはほど遠く、水田はかなり広い。周辺の山という山は開墾され、かなり上のほうまで田んぼが並んでいた。住人の方に峠道のことを聞こうと思ったが、誰にもお会いできず、仕方なしに、それらしい場所から山に取り付く。

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こんな尾根を登る
古い峠道があったと思われる尾根を登って行ったが、全く道の痕跡は見当たらない。平野に近い里山なら、尾根という尾根に道の痕跡が残っているが、やはりこれだけ山深くなると、人の痕跡は少ない。掘れた道の跡は皆無だった。取り付いた尾根は急斜面で、なおかつ薮がひどく、かなり苦労したが、1時間ほどで峠道が越えていた稜線に到達した。

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二枚田幹線林道に出たところ
国見岳越の道が越えていた稜線には、今は二枚田幹線林道が走っており、上記地点のところに出てきた。もちろん、林道は冬季閉鎖中。除雪はされておらず、林道には3、40cmの雪が残っていた。

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国見岳越の道が越えていたと思われるところ
林道を国見岳のほうに進み、国見岳越の道が越えていたと思われる地点にやって来たが、はっきりとした峠道の痕跡は見つけられなかった。

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国見のほうに降りていたと思われる谷筋
国見側に降りていたと思われる谷筋も覗いてみたが、道らしい痕跡はまったく見当たらない。

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常森林道(国見に降りていく林道)分岐
国見側には今は常森林道という林道が降りているので、その分岐まで行ってみたが、結局峠道の情報は何も得られず、そのまま帰路に就く。帰りも同じルートで中平集落に戻った。今回は詳しい地図を持っての峠行きではなかったが、帰って調べたら結果的にほぼそれに近いルートを歩いていたことが解ったので、峠道の痕跡があれば解ったはずだから、やはりこの峠道は通行量が少なかったようだ。ただ、国見岳越の峠があったと思われる近くに、二枚田幹線と並行して、掘れた道の痕跡が少しあったから、雪が融けたら今度は二枚田幹線のほうからアプローチしてみようと思う。

>>今回歩いたルート

なお、今回の峠行きの詳細はU字倶楽部に掲載する予定です。

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.06 2013 峠歩き comment0 trackback0

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