鳥羽城と朝熊山

鳥羽城と朝熊山(2013.11.9~10)

伊勢神宮に行く。二日掛かりで外宮・内宮にお参りしたのだが、その他は鳥羽水族館に行っただけで、後は飲んで食っているだけの団体旅行。少しでもメタボになるのを防ごうと、人の目を盗んで単独行動を図った。
 
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鳥羽城跡の石垣
一日目に鳥羽水族館に寄ったが、特に興味をそそられるものなし。オットセイかアザラシかセイウチか知らないが、大きな水槽の中をのんびり泳いでいるのが気持よさそうだったので、しばらくそれを眺めていたが、なかなか時間がつぶせない。それで、時間つぶしに水族館の屋上に出てみた。景色が良いのでしばらく周囲を眺めていたら、「九鬼水軍の海城跡」と書かれた看板が目に入った。集合時間にはまだ少し余裕があったので、行ってみることに。

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鳥羽水族館から鳥羽城跡を望む
鳥羽城跡は水族館のまん前の山の上にあった。そこに行くには近鉄の線路を横切らねばならない。

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鳥羽水族館周辺案内図
水族館の受付で聞くと、親切にも地図を出して来てくれ、道を教えてくれた。そこに行くには二つのルートがあるという。上記写真の赤線と青線のルートだ。赤線ルートは近鉄志摩線仲之郷駅の構内を通るのだが、駅構内は自由に通行が出来るという。それなら、明らかに赤線ルートのほうが近そうだったので、そちらを選ぶことに。しかし、その選択が裏目に出る。駅構内を通り、反対側の道路に出たまでは良かったが、そこからトンネルをくぐる手前で通行止めの看板。「急がば回れ」とはこのことだ。特に工事をやっている様子はないし、ここしばらくこの道路は使われていないようだ。受付でもそのことが解らなかったのだろう。 今から青線ルートに戻るのでは時間が足りない。それで、城跡の後ろに上がって行く坂道があったので、そちらのほうに進んでみた。

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幾重にも並ぶ石垣
しばらく民家の中の急坂を登って行くと、右側に学校跡のような建物(旧鳥羽小学校)が見えてきた。そこから少し進むと、石垣が現れた。

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鳥羽城本丸跡
石垣の前の道を進み、坂を登りきったところに「鳥羽城本丸跡」と書かれた標識があったので、その矢印のほうに進んでみる。

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城跡の山肌に張り巡らされた石垣
城跡の山肌には石垣が何重にも張り巡らされていた。城跡でこんなに幾重にも重なった石垣は始めてみた。敵の侵入を防ぐためのものだろう。


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鷹羽龍年の鳥羽城詩碑
坂を上って行くと石碑があった。鳥羽藩校「尚志館」の先生だった鷹羽龍年の漢詩が書かれているそうだ。

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鳥羽城本丸跡の石垣
そのすぐ近くに本丸跡の石垣があった。もう枯れてしまっているが石垣にへばりつくようにしっかり根を下ろした木が印象的だった。

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鳥羽城本丸跡
石垣の上に出ると、広い空き地になっていた。特に城跡と思われるものはなかったが、隅に説明板だけがポツンと置かれていた。

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鳥羽城本丸跡にあった説明板
それを見ると、ここに旧鳥羽小学校の運動場があったそうだ。最近発掘調査を行ったところ、城の遺構が出てきたとのこと。ここに九鬼水軍の将九鬼氏の本丸があったのだ。九鬼氏は織田信長や豊臣秀吉の水軍として華々しい活躍をしたことは有名。

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鳥羽城本丸跡から鳥羽水族館を望む
鳥羽城は昔は今水族館が建っているところまであり、周囲をすべて海に囲まれていたそうだ。そのため、この城は海城の名称で呼ばれている。

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城山公園(4等三角点のある広場)
反対側に降りたところ、城山公園と書かれた広場があった。 ここには蘇鉄と思われる立派な大木が3本あり、南国情緒が漂っていた。この辺りは温暖な気候なのだろう。その横に4等三角点が置かれてあった。

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新しく整備された階段
そこから更に降りて行くと、真新しい石垣があった。ここから下に新しく整備された三の丸公園があるようだが、時間がなくなったので見学はここまでとし、来た道を戻った。

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朝熊山頂売店のあるピーク(標高506m)から鳥羽湾を望む
二日目、鳥羽から伊勢神宮内宮に行くのに伊勢志摩スカイラインを通った。この有料道路は朝熊(あさま)山の頂上近くを通るのだが、バスの窓から外を眺めていたら、道路脇に遊歩道のようなものが並行して走っており、金剛杖をついたハイカーがいたので興味を持った。帰ってから調べてみたところ、山頂近くにある朝熊岳金剛證寺は、伊勢神宮の鬼門を守る寺として、神宮の奥の院ともいわれ、「お伊勢参らば朝熊をかけよ、朝熊かけねば片参り」と伊勢音頭の一節にも唄われているそうだ。なんと、伊勢神宮からこの山に登る登山道があるという。伊勢神宮を参拝してこの山を往復しても5,6時間くらいだというし、天気が良ければ山頂から富士山も望めるというから驚きだ。今度来た時は是非この道を歩きたいものだ。いつになるか解らないが・・・。

以下に伊勢神宮に敬意を表し、写真を載せておく。 式年遷宮で、伊勢神宮は人で一杯だった。なお、内宮(ないくう)・外宮(げくう)とは別の神社で、内宮(ないくう)が天照大神を祀っているのに対し、外宮は天照大神の食をつかさどる神(豊受大神)を祀る神社で、当然、内宮のほうが立場が上だと思ったが、同列に扱われているそうだ。 歩いてみた限り、内宮も外宮もほぼ社の造りや配列が同じだし、境内の規模も同じくらいだった。

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豊受大神宮(外宮)正宮(新)

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豊受大神宮(外宮)正宮(旧)
式年遷宮で、新旧ふたつの建物を見ることが出来た。20年でこんなに古くなるとは意外だった。

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皇大神宮(内宮)第一鳥居
伊勢神宮は通称で、神宮とだけ呼ぶのが正式だようだ。内宮は皇大神宮と呼ぶらしい。

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皇大神宮(内宮)正宮
内宮はこの階段から上が撮影禁止となっており、旧い正宮のほうは撮影できなかった。


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.13 2013 城跡歩き comment0 trackback0

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