豊原裏山

豊原裏山の巡視路を歩く(2013.12.19)

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富士写ヶ岳、小倉谷山、火燈山を望む(@最高地点の14号鉄塔付近)
今年1月に豊原裏山の鉄塔巡視路を歩いたとき(このときの山行記録はこちら)には1mもの積雪があり、12号鉄塔からの降り口が解らず、急な崖を降りる羽目になってしまった。しかし、12号鉄塔から竹田渓谷沿いの県道に降りる巡視路があるはずなので、まだ雪の少ないこの時期に、確認しに行くことにした。

>>今回歩いたルート

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林道小野谷線入口
丸岡市街から竹田に至る竹田川渓谷沿いの県道の途中から山に入っていく林道入口がある。前回気づかなかったが、標識を見るとこの林道は小野谷線というようだ。前回同様、ここから歩くことにした。

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作業道入口
前回取り付いた巡視路入口から12号鉄塔に行くにはかなり大回りになる。林道を歩いていたら、林業用の新しい作業道が出来ており、それを使わせてもらい、鉄塔が建っている尾根に近づくことにした。豊原・竹田周辺の山林は最近開発が進んでおり、新しい作業道が縦横無尽に出来ている。

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作業道の様子
作業道はいく筋にも枝分かれしているので、鉄塔のある尾根を目指し、進んでいった。

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朝倉山と日本海を望む
かなり高度を稼いだところで、坂井平野のほうを見ると、鷹巣山から続く稜線の北端に位置する朝倉山と日本海がよく見えた。今日は珍しく日差しがあり、黒い雲の間から青空も覗いていた。

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作業道終点から14号鉄塔を望む
作業道は稜線の近くまで来て、終点となった。そこから、上を見上げると運よく、すぐ近くに鉄塔が見えており、簡単に行けそうだったので、木や枝に掴まりながら登っていったが、かなりの急斜面で、また滑りやすかったのでかなり苦労させられた。

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古道の様子
登っている途中の枝尾根筋にはかなり深く掘れた古道跡があった。 このような掘れた古道跡はこのあたりの山域では珍しくないが、かなり深くただの杣道とも思えない。この近くには豊原と並び称された小野千坊の寺院群があったことになっており、その関係の古道かとも思われるがはっきりしたことは解らない。

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古道の様子
古道跡は鉄塔の下に来ると、消えて解らなくなった。

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14号鉄塔に出る
作業道終点から、30分弱もかかってようやく鉄塔の下に出てきた。この鉄塔は東金津新福井線のもので、14号の番号が振られていた。この地点はこの山域では一番標高が高く、地図に標高387mの表示が出ている。

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14号鉄塔から坂井平野&日本海を望む
ここからの展望がよく、坂井平野が一望に出来た。

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13号鉄塔を望む(@14号鉄塔)
1月に来た時にはこの辺は1m近い積雪で、13号鉄塔に至る巡視路が解らず、苦労させられたが、今回はうっすら雪が残っている程度で、立派な巡視路があるのがはっきり解った。

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12号鉄塔と対岸の山を望む(@13号鉄塔)
13号鉄塔までは数分で着いた。前回は雪の中四苦八苦しながら1時間もかけて降りて行ったことを思えば雲泥の差だ。前回来た時は鉄塔周辺に大きな建設機械がおかれてあったが、今回はなかった。鉄塔がきれいになっていたから、塗装工事でも行われたのだろうか。


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12号と13号鉄塔の中間点から下に降りていく道
13号鉄塔から12号鉄塔に降りていく途中に東側に下りていく巡視路が分岐していた。前回この道が解らず、12号鉄塔から崖のような斜面を足を滑らせながら死に物狂いで竹田川渓谷沿いの県道まで降りていくことになってしまったのだ。今回は12号鉄塔には寄らずに、ここから降りていくことにした。

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炭焼釜跡
分岐から少し降りたところに、炭焼釜跡と思われる穴があった。このあたりは急斜面であり、ここから炭を下ろすのはさぞ大変だったことだろう。どのルートを使って炭を下まで運んだのだろうか。

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ステップが造られた巡視路
巡視路はまっすぐ北に向かって渓谷沿いに降りていくのではなく、山の斜面をトラバースして東のほうに進んでいた。そのため、距離が長く、行けども行けども下に着かない。つづら折になった巡視路にはずっとプラスチックの黒いステップが造られていた。

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堰堤が見えてくる
30分ほどでようやく下の県道が見えてきた。県道近くには堰堤があり、最後はその沢沿いを降りていくようになった。

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ここに出てくる
降りてきたのは先ほど登っていった林道入口から300mほど竹田側に行った県道脇だ。最後も険しい斜面で、垂直に近い沢を降りてきた。

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林道入口
少し時間があったので、まだ歩いていない林道を行けるところまで行ってみることにした。その林道は竹田の村に入る手前にある林道で、その入口にはお地蔵さんが祀られている。このお地蔵さんの由来はよく解らない。祠に入っているため、裏が覗けず、刻まれた銘が読めないので、何の情報も得られなかった。お地蔵さんはよく見かける勿谷石製ではなかったから、比較的新しいものなのかもしれない。豊原から赤峠を越え、小野千坊を通って、竹田のほうにつながっていた古道がこの林道の近くを通っていたと思われるので、奥まで進んでみたがそれらしき古道跡はなかった。なお、帰って地図を見たところ、この林道は古道が通っていただろうと思うルートから外れていることが解った。

これで鉄塔巡視路を使って、豊原から一山越し竹田まで歩きつくしたことになる。この山域にも掘れた古道があちこちに残っており、興味が尽きない。それらの古道をしらみつぶしに歩き、地図を作るのも面白いかもしれない。


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.21 2013 里山歩き comment0 trackback0

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