大坂峠とその他ふたつの峠

水戸天狗党が駆け抜けた池田町と今庄町(現南越前町)を結ぶ峠、大坂にはお地蔵さんがないと聞いていたが、最近ここを歩かれた「加賀低山徘徊部」さんのホームページを見るとお地蔵さんがあったと書かれてある。ただ、そのお地蔵さんがあった峠は大坂峠だとは断定されていない。それで、そのことを確かめたいと、出掛ける。

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これがいわゆる酷道476号線

国道8号線を鯖江で左折、国道417号線に入り、池田町に向かう。板垣トンネルを抜け、池田町に入り、国道476号線の標識を見て右折、峠に向かう。476号線は大坂峠付近で道が途切れており、いわゆる不通国道となっている。その国道に指定されている細い道を車で行けるところまで行くことにする。聞きしに勝る酷道だと聞いていたので、途中で車を路肩の広くなったところに置き、歩き始める。

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酷道をまっすぐ歩いて行くと15分ほどで、林道にぶつかり右折。すると上記写真のような、尾根に上がって行く取り付き道がある。

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そこを上がって行くと、すぐに目的の峠に着いた。峠は人工的に掘られたのだろう、左右対称の非常に洗練された形をしていた。

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そこにはちゃんとお地蔵さんも鎮座していた。しかし、位置的に見て、やはりこの峠は大坂峠ではない。それで、尾根伝いに大坂峠まで行くことにした。

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すると、20分ほどで大坂峠と思われる場所に着いた。先ほどの峠とは違ってただの山の鞍部のように見えるが、ここが歴史に残る大坂峠であることは間違いない。

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この尾根を通り段ノ岳まで歩いたという人の記録によると、もうひとつ峠らしきものがあったと言うことなので、その場所に行ってみると、確かにそこにも峠が存在していた。1kmほどの尾根筋に三つの峠が確かに存在していたことになる。有名な大坂峠はひどく荒れており、近年使われた雰囲気はない。峠付近、特に今庄側は非常に急坂で、そこに道があったことも解からないようになっていた。それに比べてお地蔵さんがある峠は人工的に掘られた跡があり、峠道もしっかり残っていた。お地蔵さんには昭和9年の銘が入っており、そのころは主にこの峠が使われていたのだろう。もうひとつの峠のほうも峠道ははっきり残っていた。これらの峠の謂れや、これら三つの峠がどのように使われていたのかは今後の研究課題だ。

なお、この峠行の詳細は後日、姉妹サイトのU字倶楽部にアップする予定です。


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.09 2012 峠歩き comment0 trackback0

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