深雪の鷹取山へ

深雪の鷹取山へ(2014.12.27)

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まっ更な鷹取山山頂
珍しく晴れマークがついたので、山に行くことにした。午後からの登山なので行き先は近場の鷹取山(454m)にする。私の住むところから一番近く、整備された登山道があり、手軽に登れる山なのだが、冬場に登る人は皆無。今日は単独行なので、苦労することは覚悟していたが、例年以上に深い雪と、ワカンを忘れ壷足登山となったことで、予想していたより遥かにきつい山行となってしまった。メインの登山道入口は丸岡町大森にあるのだがそこにはめぼしい駐車スペースがないので、いつものように山崎三ヶから登ることにした。



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林道の様子
いつもは林道入口にあるゲートを開けて車で入っていくのだが、林道に若干の雪があったので、念のため、ゲート前の道路わきに車を止めて歩き出す。登山口の位置や詳しいルートはこちら。ゲートを開けて林道を歩いていくと、すぐに杉林となるが、ここには殆ど雪がなかった。

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正規に登山ルートと脇道分岐
しばらく行くと右側に小さな橋があるので、そこを渡る。正規の登山ルートは林道をそのまましばらく進み、右に入っていくのだが、私はいつもこのルートを使っている。

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ゴルフ場
橋を渡るとすぐにゴルフ場が見えてくるので、ゴルフ場の柵に沿って進む。

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鉄製の橋
石垣の脇を通り歩いていくと、鉄製の橋があるので、そこを渡る。ここから本格的な登りとなる。

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橋の袂にある不動明王
橋の袂にある不動明王がいつものように出迎えてくれた。

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49号鉄塔
登り始めはいつもと変わらぬ積雪だったが登るとともに雪の量が増えてくる。50分ほどで49号鉄塔の下に着いた。この地点でこのコースの3分の1ほどだから、山頂までどれほど時間が掛かるか解らない。鉄塔の下は吹き溜まりになるから雪が深い。1m近くありそうだ。この地点で標高は250mほど、この先が思いやられた。やっとのことで鉄塔下を脱出する。樹林帯の中に入れば若干雪は少なくなったが、ここからしばらくはこのルートで一番の急登が続く。急斜面ではどうしても雪に足を取られ歩きづらい。早くもラッセル状態だ。足ではなく膝で雪を固めるようにして前に進む。実は今日は下の合羽も持ってきていない。ズボンが濡れるに任せるしかない。幸い登山用のパッチを履いていたので、それほど水がしみることはなかった。

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大森からの登山道との合流点
そうこうしている内に、何とか大森からの登山道に合流した。もしかして、大森から登ってきた人の足跡があるかもしれないと、淡い期待を抱いたが、甘かった。大森からの登山道にも足跡はなかった。今日は午後の出発だったので時間が限られている。この感じでは山頂までは行けないかもしれないと思い始める。しかし、雪の少ないところに来ると、これなら山頂までいけるかもと思い直す。しかし、また雪の深いところに来て、もがくように進むしかなくなると、やはり山頂までは無理だと思うようなる。その繰り返しだった。

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林道出合い
雪の状況はますます悪くなるばかり、常時1m以上の積雪がある。あえぎながら、ようやく林道出合いにやってきた。ここがほぼ中間点だ。ここまで1時間半以上掛かっている。時間は2時20分。暗くなる5時までに登山口まで戻るためには3時半には山頂に着かないと無理だろうから、3時半までに山頂に着かなければ引き返すことに決める。林道から登山道への取り付きが急でなかなか前に進めない。雪を足で踏みつけ足場が固まったと思い体重を掛けると、ズボッとはまり込む。そこから抜け出すのに時間も体力も要った。二つ目の鉄塔の横をとおりしばらく行くとまた林道(作業道)が現れる。ここも登山道から林道に上がるところが急で、一もがきする。

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正規の登山道と旧登山道分岐
短い林道区間が終わると、正規の登山道と旧登山道の分岐に来る。正規の登山道は深く掘れた古道を通るルートだが、掘れた古道は雪がたまりやすく、歩きにくいと判断。旧登山道は林の中なので比較的雪が少ないし、尾根まで一気に登り、その後は平坦な道なので楽だろうとそちらを選択した。杉林の中は雪が少なくペースが上がったが、途中から雑木林になり、また雪が増えてきた。もがきもがき進んでいると、何とか前に山頂が見えてきた。山頂まで200mほどだが、鷹取山の山頂周辺には木がなく、雪が多い。それに山頂直下は少し急登になっている。タイムリミットの3時半まで10分ほど、何とかぎりぎり着くだろうと判断。山頂まで行くことに決める。その読みどおり、山頂には3時31分に到着した。

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鷹取山山頂
休憩も取らずに下山に掛かるつもりだったが、山頂に着いたら少し余裕が出てきて、少し休憩することに。しかし、それが裏目に出た。山頂の積雪がどれくらいあるのか測るために、ストックを思いっきり何度も突き刺した。そしたら、どこまでもストックが刺さる。おかしいなと思ってストックを引き抜くと、締め方が弱かったのかストックの先の部分が縮んで、中に入っていた。それを引き抜こうとしたのだが、力いっぱい突き刺したためか、めり込んで引き出せない。何度もやってみたが無駄だった。夏用のストックだが雪の上でも体のバランスを取るのに役立つ。これがなかったら、バランスが崩れて歩きにくい。最悪の状況だ。一目散に下山に掛かる。

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山頂から望む坂井平野
下りは自分の足跡の上をなぞるように歩けば前に進むので、それほど体力は消耗しないが、バランスを崩して倒れたり、足跡にはまり込んだりして、時間をロスすることが多い。ストックがないので尚更だ。それでも、暗くなるのはいやなので、必死に足を動かす。今日は長靴なのだが中に雪が入って靴下はぐしょぬれで足が冷たくなってきた。しかし、靴を脱いでいる余裕はなく、そのまま歩き続ける。最初のうちは早足で歩いていたが、その内「もう暗くなっても良いや」という諦めに変わり、ただ自分の足跡の上に足を重ねるだけにした。49号鉄塔を過ぎると雪が少なくなり、普通に歩けるようになったが、杉林の中ではかなり暗くなってきた。雪があれば自分の足跡で登山道が解るのだが、雪が消えたところでは登山道を見失いがちだ。それでも、登山口はすぐそこなので、何とか迷わず登山口に戻ってくることが出来た。

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登山口から丸岡市街を望む
登山口に着いたのは5時20分。辺りはかなり暗くなっており、丸岡市街の明かりがくっきり見えた。もっと早く家を出ていれば余裕だっただろう。ワカンがあればもっと楽だったかもしれない。そう思いながら、帰路に就いた。ただただ反省ばかりだが、頂上に登って降りてきたという達成感のほうがそれを上回ったのは確かだ。

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縮んで伸びなくなったストック


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福井県内を中心とした山・峠・古道歩きをやっています。姉妹サイトU字倶楽部の速報版的サイトです。また、同サイトで扱わなかったちょっとした山歩き、ピークハントに失敗した山行き記録などを載せて行くつもりです。

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