菅倉山

菅倉山(別名:尾股山、2015.9.21)

P9210024.jpg
菅倉山山頂
菅倉山には地元山中山岳会の皆さんの努力によって昨年登山道が開通した。近くまで行っていながら、なかなか登る機会がなく、この時期になってしまった。この山は福井・石川県境にある山で、「菅倉山」が通称となってしまったが、福井県側では尾股山との名前がついている。山頂には三角点「菅倉」があり、そこから菅倉山と名づけたのなら、尾股山の名称を使ってもらいたい気がする。何故なら、三角点名はその辺りにある地名を便宜的に付けることが多かったからだ。昔からこのピークのことを菅倉と呼んでいたのなら、それで良いと思うが、そうでなければ、れっきとした山名として尾股山があるのだから、そっちを優先してもらいたい気がする。三角点名はあくまでも明治時代以降近代的な地図を作成するために、便宜的に付けた名前だと言う事実だけは認識しておいてもらいたい。

>>今回歩いたルート

P9210001.jpg
菅倉山登山口駐車場
登山口には立派なトイレと駐車場がある。今日は連休だし、たくさんの人が登っているだろうと予想していたが駐車場には一台の車しかなかったので、拍子抜けしてしまった。今日は天気がいまいちだったし、月曜だったからだろうか。

P9210002.jpg
登山口
駐車場から道路を挟んで反対側に登山口がある。

P9210003.jpg
鉄塔分岐
登山口から少し歩くと分岐がある。右のほうに送電線鉄塔が見えていたから、ここまでは鉄塔巡視路を利用したようだ。

P9210004.jpg
登山道の様子
昨年開通したばかりだと言うのに、立派な道がついていた。

P9210007.jpg
標高583m地点
良く整備された歩きやすい道を登っていくと、標高583mの標識があった。ここまで来るまでも同じ標識があった。かなり小まめに設置されており、安心して歩ける。標高とともに距離表示があり、1.3km/3.6kmとなっていたから、まだ3分の1と言うことになる。ここまで約1時間掛かったから、このペースだと山頂まで3時間掛かることになるが、コース中間部の傾斜が緩く、距離を稼げるので、実際には2時間10分(休憩時間なし)ほどしか掛からなかった。ここで10分ほど休憩。


P9210008.jpg
高倉山を望む
標高583m地点には切り開きが出来ており、真正面に高倉山が見えた。836mとそれほど高い山ではないが姿の良い山だ。この山にも最近登山道がついた。その内登ってみようと思っている。

P9210011.jpg
ブナ林
標高583m地点からしばらく行くと、ブナ林となった。この辺りの風景はお隣の富士写ヶ岳の我谷コースによく似ている。

P9210013.jpg
標高701m地点

P9210015.jpg
ブナの大木

P9210016.jpg
標高735m地点
ここまでもいくつか標高が書かれた標識があり、切り開きが出来ていた。特に標高735m地点の切り開きは広く、休憩するのに最適だったが、快調に距離を稼ぎ、ここまでそれほど時間が掛からなかったので、休憩せずに通過した。

P9210018.jpg
標高802m地点
標高802mの標識手前辺りで、小松から来た単独行の方にお会いする。この日唯一お会いした登山者だ。その方に「山頂まで後どのくらいですか」、と聞いたら、30分ほどだというので、休みなしで山頂まで行ってしまうことにする。

P9210021.jpg
標高840m地点
標高840m地点で見晴らしの良い稜線に飛び出す。稜線に飛び出す直前の登りがこのコース一番の難所(と言っても危険なところはないが)で、ロープが張ってあった。

P9210019.jpg
展望の良い稜線に飛び出す
天気が良ければ最高の稜線歩きとなっただろうが、この日はガスが多く、この後山頂についたときは完全なガスの中となっていた。

P9210022.jpg
笹薮の稜線歩き
稜線に高い木はなく、平坦な笹薮の中を歩くことになる。この辺りでは笹のま新しい切り株に足をとられ、少し歩きにくかった。

P9210023.jpg
菅倉山山頂
稜線歩きは結構長く、偽ピークに何度かだまされながら、ようやく山頂に到着した。途中10分間の休憩を含め、掛かった時間は2時間20分。お隣の富士写ヶ岳の我谷コースより、少し距離は長いが、登り一辺倒でないので、足には優しく、お勧めコースだ。

P9210026.jpg
三等三角点
山頂は6、7m四方の切り開きとなっている。隣にも切り開きが出来ていたから、かなりたくさんの人が休めるだろう。山頂広場の真ん中に三角点「菅倉」の標石があった。今までの経験では(三等)三角点と掛かれた方が南だと思っていたが、どう見てもここの標石は南向きではない。持ってきたコンパスで調べてみたが、やはり西を指している。磁場があり、コンパスが狂っているのかと思い。周りの山を確かめてみたが、富士写ヶ岳や丈競山の位置から見ても、西向きであることは間違いなさそうだ。それで、家に帰って三角点標石について調べてみたが、国土地理院のHPには三角点と刻まれている方が南向きだとは書かれていない。しかし、別のサイトで地理院の内部関係者だと思われる方の発言が載っており、三角点を設置する場合は三角点と刻まれたほうを南向きにすることになっているとのことだった。しかし、標石が南を向いていない例はままあるようで、いくつかの報告例が載っており、何らかの原因でずれる場合があるのではないかとの結論となっていた。しかし、内部関係者と思われる方は方向がずれている例を私は知らないと発言しており、真実はよく解らない。私の推測では標石は三角点と刻まれた方を南向きで設置するのが原則だが、何らかの原因でずれた場合、登山者などの遭難の原因となる場合があるため、国土地理院としては正式に南向きとは発表していないのではないかと思われる。しかし、ここの三角点は90度西にずれており、元々方角を間違えて設置されたか、または一度掘り起こされずれて設置されてしまったのではないかと思われるが、詳しい情報をお持ちの方があれば、ご一報いただければ幸いです。

P9210030.jpg
浄法寺山・丈競山が顔を出す
頂上にしばらく居たら、ガスが取れて、浄法寺山・丈競山方面が見えた。丈競山山頂にある山小屋が確認できなかったが、写真中央のピークが丈競山山頂で、その左横に少し奥まって見えるのが浄法寺山だと思われる。

P9210036.jpg
登山口にある立入禁止の看板
1時間ほど山頂に居て下山。帰りは途中で5分ほど休憩して、1時間45分ほどで降りてきた。登山口にある「立入禁止」の看板が前々から気になっていたが、登山口のある辺りは九谷焼の古い窯跡となっており、現在発掘調査が行われているため、関係者以外立入禁止となっているようだ。たまたま登山道がその脇を通っているだけで、気にすることはなさそう。




スポンサーサイト
.21 2015 山歩き comment0 trackback0

comment

post comment

  • comment
  • secret
  • 管理者にだけ表示を許可する

trackback

trackbackURL:http://giwonderworld.blog.fc2.com/tb.php/94-48e33987

カレンダー

05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

月別アーカイブ

プロフィール

Author:ジーアイシュー
福井県内を中心とした山・峠・古道歩きをやっています。姉妹サイトU字倶楽部の速報版的サイトです。また、同サイトで扱わなかったちょっとした山歩き、ピークハントに失敗した山行き記録などを載せて行くつもりです。

情報提供

カウンター

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR